静かなしつこさに降参してしまい、 携帯の電話番号を教えたら、授業中にも構わず電話を掛けて来る。 自分は時間がたっぷりあるはずなのに、 彼は狙っているのか否か、 いつも弓月が昼休みや放課後、つまり花壇の世話をしている時に参ってくるのだ。 弓月も最初はこの異性は、 もしかしすると自分に好意を持っているのではないかと疑ったものの、 この男は大凡誰かに構って貰いたいだけなのだと直ぐに気付き、認識する。 …それがまさか、 これ程迷惑な話になるとは弓月は予想もしていなかった。