完璧な先輩の秘密☆【完】


あたしたちは二人できゃはきゃはしながら喜んだ。



ホントに嬉しすぎるぅ〜。




そして放課後。




あたしは皆が帰った教室で一人杉本智也先輩を待っていた。




早く来ないかなぁ…。



先輩来るの遅くない?



なんて思っていたら




ガタンっ



あたしは音がした方を見た。



そこには息をはぁはぁさせている、杉本智也先輩が!



ていうか先輩なんでそんな疲れている顔をしているだ!?




「だ、大丈夫ですか?」



あたしは先輩に近づきながら言った。




「遅くなってごめんね。担任に捕まっちゃって。待ってると思ったから急いで来た」




髪の毛乱れてるし。



「そんな急いで来なくて良かったのに…」




あたしがそう言うと先輩は笑って



「早くあいたくなっちゃったから。なんか心配させてごめんね?」