あたしたちは二人できゃはきゃはしながら喜んだ。
ホントに嬉しすぎるぅ〜。
そして放課後。
あたしは皆が帰った教室で一人杉本智也先輩を待っていた。
早く来ないかなぁ…。
先輩来るの遅くない?
なんて思っていたら
ガタンっ
あたしは音がした方を見た。
そこには息をはぁはぁさせている、杉本智也先輩が!
ていうか先輩なんでそんな疲れている顔をしているだ!?
「だ、大丈夫ですか?」
あたしは先輩に近づきながら言った。
「遅くなってごめんね。担任に捕まっちゃって。待ってると思ったから急いで来た」
髪の毛乱れてるし。
「そんな急いで来なくて良かったのに…」
あたしがそう言うと先輩は笑って
「早くあいたくなっちゃったから。なんか心配させてごめんね?」


