「追ってきてる?」




ゆゆかが小さな声で俺に言った。




俺は後ろを向いて確認してから




「居ない」




ゆゆかに言った。





ゆゆかはホッとしたあとに






「良かった」





と小さく呟いた。






ゆゆかは中学の時から二つ下の男の子にストーカーされていた。




俺と付き合った時もされていたし。




高校に入った時はポツリと糸が切れたようになくなったという。





だから俺は安心してたのに。





なのに。




あの時俺はもしストーカーにあったら絶対に協力するとゆゆかと約束したんだ。