「あっ、椎名ちゃん♪」




後ろから声が聞こえたのであたしは振りかえると、そこにいたのは





「片桐春樹先輩」




だった。




笑顔でなんか近づいてくるんですけど。





「やぁ♪智也とはどう?♪」





そう言って軽くあたしの肩に手を置いてきた。





この人軽っ!




心の中で思う。





「どうって何がですか?」





あたしがそう言うと




「えっ?どこまで進んだの?」



ニヤニヤしながら言う片桐春樹先輩。