腐女子な漫画家に溺愛されチュウ!?





そして、日は沈みまた昇った今昼の2時。


4時間で学校が終わったタメ、昼メシを食べたら即集合をかけた。

目の前には、廃墟と化したレストラン。


「ぎゃはは!!お前肩に蜘蛛乗ってンぞ!!」

「うわぁっ!!」

「蜘蛛にビビッてどうすんだ!!ひゃはは!!」

「てゆうかマジここに入るとかなかなか勇気いるくね??…ねぇ、紅さん……!!!」


フハハ、見て驚く事なかれ。

俺は蜘蛛と蜘蛛の巣がものすごく嫌い……だからじゃなくて、カビキラーが肌に触れると肌荒れするから、全身長袖長ズボンの学校ジャージ、手には台所用ゴム手袋(ピンク)、超立体のマスク、頭にはババァがつけるあのビニールのヤツ、ゴーグルに長めの靴下に両手首足首には輪ゴムで何からの侵入も防ぐのだ!!!


決してあの蜘蛛の足の毛が気持ち悪いとか。

あの蜘蛛の目の多さが気持ち悪いとか。

あの足の多さが気持ち悪いとか。

あの纏わり付く蜘蛛の巣が気持ち悪いとか。


微っっっ塵も思ってないんだからね!!


「うわぁ、善弥ツンデレ!!萌え!!!」


「黙れぇえ!!心を読むな!!」

「あ、そういえば紅サン蜘蛛苦手だったッスよ……へぶぅ!!!!」


ふー、危ない。

危うく放送コードに引っ掛かるような言葉を言わせるトコだったぜ。


俺の鉄拳は秩序と正義を守るための拳なのだ!!!

「痛いッスぅ!!いきなりなんて酷いッス!!親父にも殴られた事な……あべしっ!!」


「言わせねぇーよ!?」

「はーい、お前らァ。善弥とでぶちゃびんはほっといて掃除始めようぜー」


ほたるは呆れ顔で、全員に指示を出す。

ほたるに呆れられるとか俺どんだけ!!


…真面目に掃除するか。

ちゃんと洗剤持参したし、この最強装備なら何も恐れるモノは無い…!!!


「…山口、掃除するか」

「そうッスね」


そして俺達は黙々と掃除をした。

掃除をして分かったのだが、どうやら電気と水は生きているようだった。


ガスは、コンロがギトギトだったから怖くてつけれずじまいになっている。

電気は、電球とか入れ替えたらちゃんとついた。


少し薄暗かったレストラン内が、一気に明るくなった。

…とたん。


俺達は、全身に蜘蛛の巣が巻き付き、数匹潰れて死んでいる蜘蛛やかなりでかい蜘蛛が、視界に入った。

知らぬが仏とはまさにこういう事だったんだね…。


勿論、俺が絶叫を抑えれるワケねぇだろ。

レストラン内には、不覚にも俺の断末魔の叫び声が響いた。