腐女子な漫画家に溺愛されチュウ!?





そして、時間は進んで翌日の放課後。

同じメンツで、俺達のあの教室に集まっていた。


そういえば最近、ここに来てなかったし俺もコスプレを着てなかった。

山口は何度かこの教室に来たことがあるのだが、ほかのやつらは今日が初めて。


皆口々にキレイだ、とか絵うまっ!!とか言っている。

「…紅さん、これってどういう話なんですか??」


一人の男が、ほたるの書きかけの原稿を持って俺に聞いてくる。

以外にウブでピュアなコイツらにはまだ早かろう、うやむやに返しておいた。


どうやら俺のうやむやな返事に納得がいかなかったらしく、そいつは他のやつと一緒に原稿を見て、当てようとしていた。

「あ、コレ男しか居ないし友情系ぢゃね!?」


まぁ男しか居ないのは、描いてるほたるがそういう趣味だからというか…。

友情系では、ない。


一応、恋愛系だ。

「でもこのコスプレしてる男…紅さんに似てるシ」


そりゃそうだ。

ほたるが嫌がらせなみに毎回俺そっくりにしやがって。


コスプレも俺が実際その格好をされてるンだからな。

…とまぁ、そんな事は置いといて。


「そんな事はいい。今日する事言うぞ」

そう呼び掛けたら、全員こっちを向き直した。

ほたるでさえも、少し真剣な顔してこっちを向いている。


「まず、何を出すか具体的に決める…つまりメニュー決め、だ。…いいな??」

強めに、言うと。


さっきまで阿保面だったこいつらは一気に真剣な瞳と表情になった。

「今配ってる紙をぉ、二つ折りにしろーんで好きにメニューやら何やら書いてけ☆」


何も言っていないのに、ほたるが紙を配ってくれた。

ほたると目があって、俺は目でお礼を言っておいた。


そして、一人一人に鉛筆やらシャーペンやら配る。

さすがほたるが活動してる教室だけあって、紙とか書くモンとかいっぱいあって助かる。

この場所チョイスは、どうやら正解だったようだ。