視線の先には、白いガーゼが貼られた私の右膝。


「え、あ、実は昨日、下校中に転んでしまいまして…………」


「ハァァァァ!?また!?」


「どうせまたポワポワ意識どっかに飛ばして、注意して歩かなかったんでしょう!!」


苦笑いで昨日の事を教えると、容子と清華が同時に呆れ返った。


ウウ、どうせ私はドジっ娘ですよ!


小さい頃から何も無い所で転んでは、周囲に呆れ怒られて来たバカですよーーーーっ!!


「そ、そんなに呆れないでよ2人共……もう充分反省してるんだから」


カバンを机に置いてから、2人の所へ行く私。