何よりも甘く切なく

だったら……そうだ!清華なら食べてくれるかも!


清華は書道部という見た目とは異なる渋い部活に入っている。


確か今日書道部も活動あったし、部室に行ってみよう!!


「「「ありがとうございましたーー」」」


小走りで書道部の部室に行くと、丁度部活が終わったのか、書道部の部員が出てきていた。


「ハレ?甘木先輩?どうしたんですか?」


「清華まだいるかな?」


私の姿に気づいた書道部の1年生に尋ねると、清華は後片付けでまだ部室にいるらしい。


「清華…?」


「胡々愛?」


ゆっくり中を覗くと、清華と目があった。