何よりも甘く切なく

すっかり忘れていたケーキとジュースを指差すと、甘木先輩の機嫌は瞬く間に回復。


「あっ!そうだね!ワーーイおいしそ~~~☆」


フォークを手に取り、ショートケーキを堪能し始めた。


ホッ……ひとまず安心していいって事か?


オレも一息ついて、昨日スポンジで買っといたショートケーキを口に運んだ。


やっぱり甘木先輩の言う通り、スポンジのケーキはウマイ。


それから10分程お互いにあーんし合ったりと、THE・バカップルのやり取りをしていた……んだけど――――…


「―――でさ」


「そうなのーーー?」


!!!