何よりも甘く切なく

突然謝られて、私の周りをフヨフヨ漂っていたハテナの量が倍以上に増えた。


「泉未、何に対して謝ってんの?」


顔を少し上げて、泉未と目線を合わす。


今までこんなに近くで見た事が無いと思う程、泉未の顔がすぐ近くにあった。


初めて会話した日にお姫様抱っこされたけど、それ以上に近くてドキドキする………//////


「オレ、ただ逃げていただけなんです。自分が先輩に相応しいか考えるなんて建前で……自己防衛の為に逃げていただけなんです」


「自己…防衛?」


私がポツリと返すと泉未が頷いて、前髪が私の頭のてっぺんに触れた。