だけど私達は、ほののちゃんと一緒にいるもう1人の人物を見て、かなりビックリした。


なぜならほののちゃんがガッチリと手首を掴んで、“逃がさないわよ”的なオーラを放ちながら睨んでいたのは………


『須、須藤!?』


『須藤先輩!?』


やけに目をつり上げて、仏頂面な須藤君だったから。


ほののちゃんはお店にいたスポンジでアルバイトしているウェイトレスさんを厨房に行かせ、私達中学生5人だけを残らせる。


そして私や泉未達を横1列にイスに座らせて、自分は真ん前に直立。


彼女の隣に立たせられた須藤君は、まだ不機嫌モード。