何よりも甘く切なく

オレは右斜め上を見て、ゆっくりと考えてみた。


なんでだ……?オレが先輩と距離を置こうと決めたのは。


冷静に整理した事を、これまた順番に並べてゆく。


そして、口を開いた。


「5日前……甘木先輩が絡まれた時、オレは何も出来なかった」


「…………」


「何も出来なかった上に、須藤先輩に助けられて………甘木先輩の事守れてない言われて、よくよく考える為に、離れた」


「――――何を?」


リエイの真っ直ぐな瞳が見づらくて、俯きがちだった頭を更に下げた。


自分でした事だけど、中途半端な角度で首がイテェ……