何よりも甘く切なく

容子だって女の子なのに、そんな繊細な乙女心が分からないのかっ!!


ホッぺを膨らませて容子を睨みつける私を、清華はのん気に紅茶を飲みながら見つめていた。


「胡々愛。アンタは沢賀君と別れたいの?別れたくないの?」


「わ、別れたくないに決まってるじゃない!何言ってるのよっ!」


あれだけ優しくて穏やかで、笑顔がステキな全部を包み込んでくれる様な人はそうそういない。


泉未が傍で笑ってくれているだけで、心が温かくなるんだ。


“別れたい”なんて、つき合い始めてからもうすぐ1ヶ月………1度だって思った事は無かった。