何よりも甘く切なく

そんでリエイ君は、明るくて鮮やかな緑色の芝生が広がる大地。


何だかんだ言いながら、泉未とリエイ君は凄く仲良しだもん。


『正反対』じゃなくって、『一対』な2人なんだ。


「まっ、確かに気分が落ち込んでいる時、アイツの明るさには助けられますよ」


一旦3学年用のクツ箱と2学年用のクツ箱に別れて、校舎前でまた手を繋ぐ私と泉未。


リエイ君を褒める泉未の横顔は穏やかで………やっぱり2人はベストコンビだなと強く感じた。


「ねぇ今度、リエイ君達カップルと4人でどこか行かない?」


「ねぇねぇ、君達~~~」


えっ……?