何よりも甘く切なく

そのまた次の日、オレはまた昼休みに廊下を歩いていると、甘木先輩と遭遇した。


昨日の事をきちんと謝罪しなきゃいけない、瞬時にそう思う。


ところが甘木先輩との距離が近づくにつれ、緊張で顔を見る事も出来なくなり――――…


「スマンリエイ!!」


オレはクルリとUターンして、また甘木先輩を避けてしまったのだった。


「あぁあぁぁあぁ……本物のバカだオレぇ~~~~!」


物陰に隠れて、再度頭を抱える。


この時、先輩が泣きそうな顔でオレがUターンして行った方を見ていた事を聞かされるのは……


また1日経ってからだった。