何よりも甘く切なく

いとも平然とペラペラ語るリエイに、オレは本気で絶句してしまった。


オレが甘木先輩を好きだと気づいたのは、あのプリント運んで須藤先輩と会った時。


『なんで胡々愛ちゃんと関わり無くなるのが、嫌なの?』


須藤先輩にこう尋ねられて、色々考えた。


そうしてようやく“オレは甘木先輩が好きなんだ”って気づいたのに、コイツは大分前から分かってた!?ウソだろう!?


「リエイお前、気づいていたならどうして教えてくれなかったんだよっ!!」


なんか無性に恥ずかしいやら腹が立つやらで、思いっきりリエイのネクタイを引っ張った。