何よりも甘く切なく

あ……でも、清華はどうかな?


清華も“興味ない”とか言ってたし、とりあえず聞いてみるか。


「清華はどう?サッカー部」


彼女は容子を挟んで私の右側にいたので、体をちょっと折り曲げて尋ねた。


腰が少し痛い…私中3なのにっ!!


「イヤァ、まさかうちの中学のサッカー部がここまでやるとわね!きちんとした練習試合とか、見に行っとけば良かったよ」


清華からもサッカー部に対する褒め言葉を頂き、サッカー部に全く関係ない私の顔がニヤける。


だけどそれは爽やか君と仲良しのリエイ君も同じだった様で、テンポ良く写真を撮っていた。