何よりも甘く切なく

嫌だよぉ……1人になったら私、さみしくて死んじゃう!!


「容子、清華、待って~~~~っ」


足の長さが違う2人に追いつこうと、パタパタと走った。


あ、歩くの速いよ2人共!!


「子ウサギ胡々愛、早くしなさい」


どうにかして2人に追いつくと、容子のだめ押し。


「みぃぃぃ……」


お菓子で回復したハズの朝のダメージが、放課後になって返って来た。


子ウサギ胡々愛…私の小さい頃からのアダナみたいなものの1つ。


小さくてピョンピョンよく跳ねるから、子ウサギなんだって。


“子”はいらないんだけどなぁ……