何よりも甘く切なく

あ、ありがとう容子様、清華様!!やっぱりお二人共、優しいですね!!


「え~~~?まぁいいや、また後でね3人共っ☆」


須藤君は私達にパチンとウインクすると、先程呼んでいたハデな女子グループの所へ歩いて行った。


「ううう……一体いつまでこんな状態が続くの?」


須藤君がいなくなって肩の力が抜けた私は、ベタッと机に突っ伏した。


どうやら須藤君の最近の狙いは私達らしくって、よく今みたいに話しかけられるんだけど………苦手意識はそんな簡単には拭えない。


オマケに須藤君ファンには睨まれるし、彼といるとろくな事が無い。