慌ててしゃがみ込んで筆記用具やその他を拾い上げながら、リエイを睨み上げるオレ。


当の本人はなぜか超ニコニコスマイルでオレを見ていた。


気持ち悪……


「さーて泉未君、予鈴も鳴っちゃったし、美術室行こっか?話はそこでたっぷり聞かせて貰うよ」


「………オレ、お前に話す事なんか何も無いんだけど」


「ああそっかぁ。オレに隠してる事が山程あるんだねぇ?それじゃあ話して貰おっかなーーー?」


話す事なんか何も無いって言ってるのに、オレをズルズルと引きずって行くリエイ。


次の授業は美術なので、美術室まで引きずられた。