「でも……“キーンコーンカーンコーン”」


わたしの言葉を遮るように
チャイムがなりひびいた。


「ぢゃ また後でね!!彩菜!!」


「うん」


やっぱりテンションが上がらない…。

咲菜が気をつかってくれるのは
すごく分かるけど……
どうにもこうにも……。

はぁ……なんだかなぁ…。


ガラッ


「おはよう」


ついにくるのか…