愛すべきストーカー女



「ゆー君っ!!朝ですよ!」


「遅刻しちゃうよ!!」


私がゆー君の家の下で叫ぶと


眠そうに、いつもの様に出てきたゆー君は出てきた

その様子にホッと、胸を撫で下ろしながら


それでもやっぱり

心臓だけは


ドキドキとうるさいんだなあ

なんて考える。


「おはよう」


私が笑顔でそう言うと


「ん。」

という返事が帰ってきた


いつも挨拶なんて返さないゆー君が

私に挨拶を返す


それってゆー君の無意識の配慮だったりするんだろうか