お前だから、
相川すみれだから

愛すべき、ストーカー女なんだ。


「でもさ、ゆー君?

たまーには私の事名前で読んでくれてもいいんだよ?」


「ふ、嫌だね。

だってお前、ストーカーだもん」


「もう!ゆー君の意地悪っ!」


ぐいっー


「すみれ、好きだよ」

相川を引き寄せて耳元でそう言うとやっぱり顔を真っ赤にして

「もう…ゆー君の意地悪…」

と呟いた。