愛すべきストーカー女



俺も同じように目を閉じ、手を合わせる。


「これから先は…

こいつと来るから。」


この先もここに、相川すみれと一緒に来て

手を合わせたり、話したり、掃除したりしに来るから。


「だから、見守ってて下さい」


俺がそう言った時

ほのかに風が吹いた気がした

優しく包み込むような風は、認めてくれたんだって思うには十分なものだった。


2人で綺麗にした後、俺たちは近くの公園の芝生に寝そべっていた


静かに、会話はあまりなく。