愛すべきストーカー女



好きで、好きで仕方なくって


その人に近付きたいと思って努力する。


それでもやっぱり、好きな人に嫌な思いはしてもらいたくないから


迷惑をかけてしまう前に離れなきゃいけないんだ。


それが、人を好きになるルールだから。


出て行く夏実ちゃんを見て思う


この子も純粋にゆー君が好きだった、と



2人の空間になった屋上には心地の良い風が吹いていた。


「ゆー君…」

そう呟いてゆー君に抱きつくと

離れていた訳でもないのに、

やっと戻って来れたという気持ちなった。