愛すべきストーカー女





でも、変えられない事実がここにある。


「俺が初めて好きになったのは

相川だから。」

相川と出会って変わった自分がいる。

いや、相川を公園で見た時から

俺の人生は変わったんだ。


同情とは違う気持ち

いや、最初は同情に近いものだったかもしれない

それでも

この気持ちが生まれたことには変わりないんだ。


「そう…、」

相田夏実はそう一言呟いた。


「ごめんなんて言わないから」