「犯人、突き止めたぞ」


そう言った壮太に駆け寄って

すぐに詳細を聞いた。


こいつの情報網はすごいが、それでもこんなに時間が掛かってしまうんだから


小細工だのなんだのしてくる厄介な奴に違いはない。


「隣のクラスの相田夏実」


その名前に聞き覚えはあった。


「前、遊んでた女だ」


こうやって前遊んでたつけが今になって返ってくるなんて

そう後悔しても、もう遅い


「そいつ、お前のことまだ好きで

ストーカーしてるっぽい。


なんか気が付くことなかったのか?」