愛すべきストーカー女




「隠すなよ、

真実も自分の気持ちも

お前のおばあちゃんは亡くなった。


でもさ…

いんだろ

あっちに。」


そう言って上を指す
天国にいるだなんて、


私の事小学生だとか思ってるわけ?


バカじゃん、子供扱いして



「っく…、ふぅえ…

天国に…いるもん…私のこと、見て…」


「ああ、もうしゃべんな


黙って泣いとけって」


おばあちゃんが死んでから初めて泣いたこの日


頭にポンポンと触れる手が


とても温かかったのを覚えている。



「大切な人だもんなぁ…

悲しいよな」