愛すべきストーカー女



静かな部屋に、私達のリップ音が響いて


なんだかエロい。


「ふ…っうん」

少し、深めにキスをした後

ゆー君は耳元で言った。


「名前、呼んで貰いたかったら

まずお前から呼ばないと、なぁ?」


なんだか、いやにいい声なのは耳元で聞こえてくるからだろうか


「ゆぅく…っん。」

「そうじゃない、だろ?」


ああ。
ズルい。

自分は呼んでくれないクセに


私には呼ばせる気だ…。