愛すべきストーカー女



「ゆー君っ!

喋っていいんだってば!」


「…」

それでもゆー君は答えない。


無視ですか、無反応ですか

それ、本当は私がやりたかった事なんですけど…。


「嘘だよ!もういいよ!諦めます!

名前で呼ばなくていいから反応してよー!」

私がそう泣きつくと

肩を震わせながらくくくと笑うゆー君。


本当意地悪なんだから。


敗北によりダメージを受けた私を

ゆー君はソファーに引き込んだ。