愛すべきストーカー女



学校には、お葬式の日以外は普段通りに行った

いつも通り過ごして、いつも通り授業を受ける

いつもと変わらない生活だった

だけど、
気持ちだけは普通には振る舞えなかった。


友達と話したい

でも、そんな気分ではない。

毎日重々とした空気を乗せて過ごしていた。


いつまでもこうしてはいけないと心では分かっていても

前に進まない。


ふっきれない何かが目の前にあって

いつも自分のどこかに引っ掛かっていた。