愛すべきストーカー女




くたくたになるくらい色々なお店を回った頃


「疲れたから休憩しようか」


そう言われて外のベンチに移った。


湊くんが自販機で買ってきてくれた飲み物を受け取り

お礼を言うと


「すみれちゃん、


俺さ…話したこともないのに

人の事好きになったの、初めてだったんだ。」


と湊くんは話しはじめた。


「最初、委員会であった時は

正直、うるさい子だなあなんて思っててさ

でも…何回も見ているうちになんか面白い子だなって思って」