愛すべきストーカー女




かつ、かつ、かつと足音が聞こえ


「相川」

そう呼ぶ声も後ろからした

呼んだのは誰だかは分かったけれど、


今は振り向けない。


「そのままでいいよ、」

そう言って優しく頭を撫でてくれるのは

ゆー君ではない。

ゆー君はこんな事…しないもんね


「湊くん、ごめんね…」


私がそう言うと、湊くんは私の隣に腰掛けた。


「俺さ、聞いちゃったんだ…

さっきの教室でのやり取り」


そっか、だから湊くん私の所に来てくれたんだ。


「相川が、あいつのことを本気なのも知ってた」