俺はびっくりして振り向いた。 そこにはもちろんさっきまで会話してた安藤がいる。 でも様子が変だ。 さっきまでの安藤はいなくなっていて、コワイ顔をした悪そうな高校生がそこにいた。 ウソ......だろ? 俺は目を疑った。 そして、その鬼のような形相をした安藤の前に1人の大柄な男が立っていた。 安藤の机は倒れていた。 さっきの音はこれか。 「おい。お前が安藤奏多か。」 大柄な男が言った。 どうやら上級生の人らしい。 「.....だったらなんだよ。」 安藤が答えた。