シンデレラ・ストーリー




「まじで?!助かるわー!さんきゅ!
俺、安藤 奏多(かなた)。よろしくな。」







安藤はにかっと笑った。








なんだ。


結構いいやつじゃん。







こわいやつかと思った。








「じゃあ早速今日の放課後図書館行こうぜ!」



「わかった。」





そう言って前を向いた瞬間。












ガターーーン!












背後で大きな音がした。