シンデレラ・ストーリー





「ばかだねぇ......」


「ばか?! ひどい、りっちゃん!」


「だってホントのことだし。」


「あたしだって.....あたしだってねえ.....!」


「あーはいはい。わかったわかった。」


「..........」






りっちゃんを冷ややかな目で見ていたとき。










「杉谷さん、おはよう!」








突然可愛らしい女の子に声をかけられた。







「?......おはよう。」






「あっそんな怪しむような目をしないで!怪しい者じゃないよ!」






「あ、うん。ごめん。」






そんなつもりはなかったけどそんな目をしてたらしい。








「佐々木 千翔(ちか)です!同じクラス、よろしくね!」




「あたし杉谷.....」

「瑚珀ちゃんでしょ?」






「あ....やっぱもう知ってるよね.....」





「うん!モチロン!多分ちょっとした有名人になってると思うよ!」





う゛.....




笑顔でいたいところを突かれた。






「でも千翔ね、瑚珀ちゃんがちょっとうらやましいんだ!」



「え?」





「だって、あのイケメンくんと仲いいんでしょ?」





「イケメンくん?」






「ほら、島崎くんだよぅ!」




そう言って千翔ちゃんは昨日の男の子をさした。









「えっ、あの人?!」



「うん。だって昨日一緒にご登場したでしょ?」




「そ、そうだけど、あたし別にあの人と仲良くないよ?」



「えっ?!そーなの?!」



「うん。てか名前も知らなかったし。島崎くんってゆうんだ?」



「そーだよー!島崎匡大(きょうた)くん。なんか噂によると外国から帰ってきたとかなんとか.....みたいな!」



「へー。なんかすごいねー。」



島崎....匡大.... ?



なんかどっかできいたことあるよーな.....






「帰国子女ってやつか。」






突然今まで黙ってたりっちゃんが口を開いた。








「えー、違うよー。男の子だから帰国子男でしょ?」





千翔ちゃんが言った。





「あんたバカ?」





りっちゃん......初対面の人にも容赦ない。






あーあ。


千翔ちゃんきっと引いちゃった.......



「あははっ!よく言われるー!」





おお!


つ、強い!(?)







「あっ、あたし佐々木千翔です!よろしくー!」



「あたし原山 凛花。こちらこそよろしく。」





「ね、ね、島崎くんって彼女とかいんのかな?」






「さあ?外国から来たってことは今はいないんじゃない?」





「いや、遠距離って場合もある。」




「確かにー!」







「てゆか何、千翔ちゃん島崎くん好きなの?」



「えっ凛花ちゃんすごいね!よくわかったね!」







いやいや、千翔ちゃんの今までの言動見てたら誰でもわかるでしょ。





「そうなの!千翔、一目惚れしちゃったみたいなんだー♡」