「あの.....杉谷さん。前を向いてください。」 弱々しい声で先生に言われた。 「はいっ、すみません!」 あたしはぐるんっと体の向きを変えた。 クスクス...... ああ.....最悪...... またやってしまった....... あたしの挽回作戦は先が見えそうにない。