ばーか

賢汰side

俺が、事故にあって３ヵ月がたった

俺は、なんとなくわかっている
自分がもう、歩いたり走ったりすることができない
体なんじゃないかと、だから、俺は決意を固めた

その日見舞いにきていためいさに言った

「なあ、めいさ」
「ん？」

「俺たち、別れよ？」

めいさは、驚いた表情だった
でも、俺はもうめいさの笑顔をみたり泣き顔を見たりする資格はない
めいさを幸せにすることはできない
歩くことのできない彼氏なんてめいさにとって荷物だ

「・・・・・・」

「け、けんたなんで・・・・」

「もう、お見舞いとか来なくていいから」

「あ、え・・・・・」

「もう、帰って・・・」

こんなこと言いたくなかった
でも、こういうしかめいさと別れる方法はなかった

でも、次の日めいさはまた来た

コンコン

「どうぞ」

ガラッ
どうせ、母さんだと思った
でも来たのは・・・・


「めいさ・・・」

「もう、来るなっていっただろ」

俺は、少し驚いたがすぐ冷静になりすこし冷たく接した

「なんで・・？　なんで？」

「ねえ、理由教えてよ。。」

「俺は、・・・・・」

「めいさ、俺はお前の事をこれから先幸せにしてやれない
だから、別れよう」

「いやだ・・・・
別に、幸せになれなくてもいいただ、賢汰のそばに居れたらそれだけで
私は、十分幸せだから別れたりしない」

まさか、めいさがこんなことを言ってくれるなんて思ってなかった
「めいさ・・・・・」

「逆に私が賢汰を幸せにする・・・・」
「めいさＷＷ、それ俺めっちゃかっこ悪いじゃん」
「/////」

その時、俺はめいさをぎゅっと抱きしめていた

「やっぱ、さっきの‘‘別れる‘‘取り消しＷ」

「うん！わかった」

「俺、知ってるから」
「え？」
「もう、歩いたり走ったりができないかもしれないってこと」

「え・・・知ってたの？」

「なんとなく、わかるだって、自分の体だから」

「でも、俺は精一杯リハビリして歩いたり走ったりして見せる」

「うん・・・私も全力でサポートする！」

「ありがと」

次の日から、俺はリハビリにがんばった
愛するめいさのためにそしてもう一度自分の足で
走って　サッカーえおするために・・・

ガタン！
でも、なかなかうまくはいかなかった
「本川さんあんまり無理しないように」

「わかってます。わかってますけど俺は一刻も早く歩けるようになりたいんです！」

「その気持ちは十分わかります
でも、今無理をしたらけがを悪化させるだけです」

「はい・・・すみませんでした」

今の、俺にはこの足を治すことしかできないのに・・・

俺だって、早く学校に行って
めいさといろいろ話したりしたよ・・・