「琉莉、黒龍には気をつけろよ?」




今度は真顔になって言われた



兄貴、おかしいな…



いつもおかしいけど



「わかってる、帰る」



もう二時間たったし



ここにいる理由もない



「琉莉~泊まってったら!?」




「やだ」




「即答かよ



お兄ちゃん悲しい…」



泣きまでまでするとか



「マジキモい、やめて」