杏奈はそう言いながら、涙を流した。 俺は小刻みに震える、 杏奈の背中をゆっくりさすった。 「……でも、ね。健はあたしが言った 思い出を……“覚えてない”って言うの。 ……確かに記憶喪失だから仕方ないよ? ……でも……でもやっぱり、悲しいよ!!」