「大好きだよ…」 綺麗な三日月に静かな海。 まだ少しだけ冷たい風が、頬をなでた。 そんなあたしは君の腕の中。 「俺も」 そう言って君はそっとあたしを離した。 その手で代わりにあたしの顔を、くいっと持ち上げる。 だんだん君の顔は近づいて… ちゅっ 甘い甘いとろけるようなキス。 今日は1年記念日。 幸せだよ。 うん、あたしは幸せ過ぎたんだ。