「いやいや、おかしいでしょ。
 なんでこの話から
 急にそんなことを言い出すの」


「分かってないって言葉にカチンて 
 きたから!」


「うん、正直者ね。だけど
 ちょっと単純すぎでしょ」


「お母さんはちょっと単純な方が
 ちょうどいいって言ってた!」


「…うん、そっか。…もう好きにして」

私は、舞衣に呆れられたとは露知らず
彼氏作りに闘志を燃やしていた。