それからは、絶望の日々だった。しかし僕は心のどこかで、見間違いだろうと願っていた。
そして、5日後、僕の胸に小さな核弾頭が落ちた。
親友の仲野から、ある一言を聞いてしまったのだった!
(慎平。大事な話があるんだ)
「なんだよ?」
(実は俺…かおりと付き合ってるんだ。)
仁が言おうとしていることは、すでにわかっていた。わかっていたのに…
「はっ?嘘だろ?わかった!これドッキリだれ!」
とか、訳のわからないことを言ってしまった。
(嘘じゃないよ!
一週間も前から付き合ってるんだ。俺達!
でも、やっぱり親友のお前には、話しておきたくてな黙っててゴメン!)
これが核弾頭の威力か。
そう、心のなかでつぶやき赤から青へ変わっていったのだった!