星に願いし恋

光哉と颯人が話し続けるのを聞きながら、私は梨奈と話していた。

修平と祐樹はサッカーの話に夢中になっている。

「修平達、本当にサッカー好きだね」

優しく微笑んだ梨奈は修平達を見ながらそう言った。

梨奈って、本当に修平好きなんだなぁ。

と、改めて思った。

「修平と同じ中学だったの。その時から好きでさ……高校同じって分かった時、すごく嬉しかったもん」

梨奈の顔に赤みがさしてる。

「修平と仲良かったの?」

聞いてみると、ブンブン首を横に振った。

「全然!あんまり話したことなかったの!」

でも、中学3年間、ずっと同じクラスらしい。

ずっと一途に思い続けてたんだね。

すごいなって感心する。

こんな話をしてることを知らない修平は祐樹に一方的にサッカーの話をしてる。

……さすがに飽きてきたか。

食べ終わったことだし、皆に声をかける。

「そうだな。そろそろ帰るか」

私の声を合図に皆立ち上がる。

「千尋!一緒に家来てくれないか?」

面倒だから引っ越しの手伝いをしろってことね。

渋々了解し、皆に手を振って、修平の家に向かった。

修平の家って、よく考えれば知らないかも。

「修平の家ってどこ?」

「ん、ここ」

もう着いてたの!?

教えてくれたっていいじゃな、い。

……私の思考は停止しそうになった。

だって……これが修平の家なんて。

「修平、これが修平の家?」

「表札あるし」

確かに「明石家」って表札がかけてある。

他の家より大きい門をくぐると、広い庭がある。

建物自体は3階建てで屋上もあるみたい。

家の横には、豪華な車が止めてある。

運転まだできないよね?

「あれは、親父が持ってたやつ。今はいとこの兄ちゃんが使ってる」

これって、世間で言うお金持ちだよね。

「すごいね、修平の家。2人暮らしでしょ?」

「まぁな。俺はこんなデカイ家嫌だけど、仕方ないじゃん?」

でも、出られるんだ!って修平は1人でガッツポーズをしている。

はっきり言って、こんな家出たい人なんていないって。

「さ、入れよ」

修平は先に靴を脱いで、2階に向かって兄貴っ!って叫んでる。

「修平お前、遅いし!早く帰って来いって言っただろ!」

「わりぃ!千尋と会ってさ」

手を合わせて謝ってるけど、心がこもってない……

私の話題まで出してるし。

「千尋?……あ、千尋」

修平から少し離れたところに立っていた私を見つけると、ニッコリして。

「ごめんな千尋。修平に振り回されただろ?」

だいたい何で連れて来たんだよって修也兄ちゃんはぶつぶつ言ってる。

「あの……迷惑だっ______」

「ぜんっぜん!むしろ大歓迎」

慌てたように答えた修也兄ちゃん。

その隣で修平は白い歯を見せて笑ってる。

「引っ越しの準備は終わったの?」

「あぁ。今日の3時くらいから、移動できるぞ」

時計がどこにあるか分からなかったから、自分の携帯電話を開いて時計を見ると、午後1時。

結構時間たってたな……