「2人とも落ち着けって」
冷静な光哉は2人をなだめる。
10分くらいたったころ、ようやく落ち着きを取り戻してきた。
光哉が止めてくれて安心した。
私1人じゃ絶対止められなかったよ……
近くの公園に来ている私達。
私は颯人の隣に座っている。
祐樹の隣に座りたかったけど、今の祐樹には話しかける勇気がない。
あんな祐樹初めてだよ……
はっきり言って、すごく怖かった。
いつもの優しさなんて欠片もなくて。
今でも少し手が震えている。
「千尋、大丈夫?」
こういうとき、いつも祐樹がこうして声をかけてくれるのに。
今日は代わりに颯人が言ってくれる。
私の手に颯人は自分の手を重ねる。
「大丈夫」
下を向いたまま、力なく答える。
「俺さ、千尋好きなんだよ」
……突然の告白。
さっきのことと言い、いくらなんでも突然過ぎる。
「千尋のこと忘れた日なんてなかったよ。本当に好き」
祐樹の方を見る。
祐樹は隣のベンチに光哉と座っている。
この会話が聞こえてないのか、ボーっと下を向いている。
もう、自分の気持ちが分かんないよ。
誰が好きなのか、好きな人がいるのかさえ。
「私、本当に分かんない。颯人に恋愛感情があるのか。普通に友達なのか」
「今から変えて行ってくれればいい。それで十分だから」
……別にいいのかな。
「分かった。変えて行くね」
この会話が聞こえてないのをいいことに、私はOKしてしまった。
「本当にいい?」
「聞いたの颯人でしょ?」
「だってさ……夢みたいじゃん」
女子みたいなこと言わないでよ。
笑っちゃうじゃん。
「俺、帰るな。ちぃ、本当にごめん」
いつの間にか目の前に来ていた祐樹はそう言って立ち去って行った。
「あんときの颯人と祐樹は別人だった。明日は普通にしろよ」
光哉までもがこう言って祐樹を追いかけた。
「気にするなよ。俺は大丈夫だから」
そして、さっきより優しいキスをしてきた。
今度は何故か抵抗する気にならなかった。
そのキスを素直に受け止めた。
「は、やとっ……」
「あいつらにはまだ言うなよ。特に、祐樹にはな」
冷静な光哉は2人をなだめる。
10分くらいたったころ、ようやく落ち着きを取り戻してきた。
光哉が止めてくれて安心した。
私1人じゃ絶対止められなかったよ……
近くの公園に来ている私達。
私は颯人の隣に座っている。
祐樹の隣に座りたかったけど、今の祐樹には話しかける勇気がない。
あんな祐樹初めてだよ……
はっきり言って、すごく怖かった。
いつもの優しさなんて欠片もなくて。
今でも少し手が震えている。
「千尋、大丈夫?」
こういうとき、いつも祐樹がこうして声をかけてくれるのに。
今日は代わりに颯人が言ってくれる。
私の手に颯人は自分の手を重ねる。
「大丈夫」
下を向いたまま、力なく答える。
「俺さ、千尋好きなんだよ」
……突然の告白。
さっきのことと言い、いくらなんでも突然過ぎる。
「千尋のこと忘れた日なんてなかったよ。本当に好き」
祐樹の方を見る。
祐樹は隣のベンチに光哉と座っている。
この会話が聞こえてないのか、ボーっと下を向いている。
もう、自分の気持ちが分かんないよ。
誰が好きなのか、好きな人がいるのかさえ。
「私、本当に分かんない。颯人に恋愛感情があるのか。普通に友達なのか」
「今から変えて行ってくれればいい。それで十分だから」
……別にいいのかな。
「分かった。変えて行くね」
この会話が聞こえてないのをいいことに、私はOKしてしまった。
「本当にいい?」
「聞いたの颯人でしょ?」
「だってさ……夢みたいじゃん」
女子みたいなこと言わないでよ。
笑っちゃうじゃん。
「俺、帰るな。ちぃ、本当にごめん」
いつの間にか目の前に来ていた祐樹はそう言って立ち去って行った。
「あんときの颯人と祐樹は別人だった。明日は普通にしろよ」
光哉までもがこう言って祐樹を追いかけた。
「気にするなよ。俺は大丈夫だから」
そして、さっきより優しいキスをしてきた。
今度は何故か抵抗する気にならなかった。
そのキスを素直に受け止めた。
「は、やとっ……」
「あいつらにはまだ言うなよ。特に、祐樹にはな」

