星に願いし恋

「よし……」

鍵を閉め、自分の胸に手を当てる。

隠す必要ないから。

大丈夫。

我慢しないでいいから……

自分にそう言い聞かせて1歩を踏み出す。

門を出ると3人が待っていた。

「よ、千尋!」

「おはよう!」

光哉、颯人が挨拶してくれた。

「おはよう」

少し微笑んで挨拶を返す。

「ちぃ、おはよう」

少し遅れた祐樹からの挨拶。

「祐樹。おはよう」

さっきよりも笑顔で挨拶を返す。

すると祐樹は顔を少し赤く染め、ニコッと笑った。

「行こうぜ」

正直に、なれたかな?

これでも頑張ったつもりなんだけど……

正直になるために頑張る人なんてあんまりいないと思うけど……

自分で苦笑しながら3人の後を歩く。