星に願いし恋

「てか祐樹と千尋さ、2人で帰ろうとしてたの?」

光哉が聞いてきた。

別に私は2人で帰ろうとしてたとは……

「そうだけど」

私の気持ちとは裏腹に、祐樹はあっさり返事する。

「俺は颯人と2人だったもんな」

「そうだな」

どこかシラッとした颯人が答える。

それより、祐樹も颯人もなんか怖い……

さっきよりテンションが下がってるし。

なんかあったのかな。

「そういえば颯人って何部に入ってるの?」

前、疑問に思っていたことを聞いてみた。

「俺?俺は、バスケ部」

そっか。

バスケ好きだったもんね。

「バスケ好きなの知ってるだろ」

「うん」

小さいころから、目が覚めたらバスケのことばっかりって感じだったな。

なんか懐かしい。

「俺には聞いてくれないのかよー」

という光哉は無視。

だってこいつは、聞かないでも分かる。

教室でいつも野球のことを熱く語ってるから。

「ここ、家だから」

なんだかんだ話しているうちに家に着いた。

「じゃ、お邪魔しまーす」

「はぁ!?」

お邪魔しますって……

何言ってんの?

意外なことに、動いていたのは祐樹だった。

「ちょっと祐樹!何言ってんのさ」

「だって、こいつらいたから話しできなかったし」

わざとらしく颯人の方を向いて言う。

いや、光哉もだと思うけど。

まぁ、話しできなかったし、少しくらいなら……

「おい祐樹。千尋に迷惑だ______」

「少しだけね」

止めようとしていた颯人の言葉を遮って私はOKする。

「いいのかよ」

「だって話出来なかったのは事実だし」

あがってと祐樹には指示したけど。

「何であんたらまであがってんの」

「おまけ」