そして、そこにはいたのである。確かにバドガールがいたのだ。

 「おー!」二人は声を上げ顔を見合わせた。
 二人の視線の先には、三十代後半〜四十代後半までのバドワイザーのTシャツを来た女性従業員達が忙しそうに店を切り盛りする姿があったのである。

 席についた二人は、気まずさからあまり喋らず、ビールをしこたま飲んだのであった。