((その小僧は残しておけ...
連れて帰る....
もう1人は殺せ..))
などとフェンリルは言う...
「「ちょっと待てよ!!!話を聞いてくれ...
僕達は何も危害をくわえたりしない...
ただこの道を通りたいだけなんだ...」」
((ではなぜ貴様は我の同胞の皮を持っているのだ...
我が故郷を追いやり我等の同胞をも殺した....
あげくのはてには
我等の亡骸を肉を皮を奪い去っていくではないか...
なぜ
我等が死ななければいけない..?
貴様ら人間と同じ事を我等はしてるだけだよ....
強者が弱者を食らうと言う事...!!))
....!!
そうだ....
そのとおりだ....
彼等にはとって狩りは自然な事...
僕の世界では食べる事は何の抵抗もない...
でも実際
僕らは命を食している...
肉や魚...
野菜だってそうだ...
命を
他の命で補っている...
考えた事もなかった...
.....
...
でも...
それでも僕の言葉は獣達に届く!!!
通じあえるじゃないか!!!
「「そうかもしれない...
でも...
でも...
なぜ人を襲う?
別に人間を襲う必要なんて無いじゃないか!!
他の動物だっているだろう!!
人間を襲って
仲間を無駄に死なせて....
意味なんて無いよ!!」」
僕は獣達の言葉で叫んだ..!!
獣達の心に響くように!!!
((黙れ小僧!!!
人の子の分際で我等に意見するか!!!
....
...
いいだろう
教えてやる....
なぜ我等が人間など襲うかを...))
グワッ!!!!!
くっ....
この感じ...
いや....
殺気..!!!
僕を失神させたものと同じものだ....
でも何だ?
この悲しい淀んだ感覚....
だけど前よりは大丈夫だ...
僕は一歩後退するが右足で踏ん張る...!!!
