僕は
胸のポケットから中に入っている物を取り出した....
なんだこれ...
濡れているなビショビショだ...
何で濡れてるんだ?
小さな本のようだ
案の定
濡れていて開かない...
表紙の裏を見てみると...
写真だ...
僕が写っている...
横には文字が書いてある...
学生証だ...
文字は殆んど読みとれない
坂上中学校....
3年生...
バチンッ...
頭の中で何が弾けた感覚がした....
思い出した....
僕はこの中学校の生徒...
3年生....
よく学校でイジめられていた...
最初はそれほど苦じゃなかった...
自分に悪い所があるからと思ってたから....
ひどいものだった...
殴られたり..
教科書を破かれ
罵られたり...
「死ね」
「キモいんだよ...」
「てか、何でお前学校に来てるの...?」
「生きてる意味なくない...?」
「ゴミが...」
先生も見て見ぬふりをして黙認していた....
僕は見捨てられていた先生や
他の大人達から....
そのうち僕の家族の事も悪口を言うようになった...
はははっ
なんだよ...
忘れてて良かったじゃないかこんな記憶
そうだ...
そうだよ....
こんな思いをするぐらいなら...
もう死んだ方がましだと思ったんだ....
世界は僕を拒絶している...
ならもう死ぬしかないじゃないか...
だからあの日....
「大地!!!」
はっ!!
「どうしたんだい?
凄く顔色悪いよ...
ん?
...何だいそれは見たことない文字だね...いや...
関伸国語すこし似ているな...」
とケイトが言う...
えっ?
日本語が分からない?
関伸国?
いやでも日本語、話しているじゃん...
「あの...
ところでここはどこですか?
日本のどの辺り?
いや地球のどのへんですか?」
ケイトは怪訝そうな顔で答えた...
「日本?
地球?
なんだいそれはここはそんな所じゃないよ...」
えっ?
じゃあ......
